等身大の地域と人と自然の循環を考えるうんなんローカリストプログラム【番外編 オンラインで他地域の話を聞いてみよう!】(全4回)の前半2回が終了しました!
この座談会は、雲南地域の外で活動している先駆者の生の声を聞く楽しい勉強会です。人や地域、そして自然の循環をテーマに活動や事業を行う全国のみなさんのお話を伺い、自分たちのプロジェクトのタネにします。
うんなんコミュニティ財団ができる前からのヒアリングでは、この自然豊かな雲南市の環境をこれからも大事にしていきたいという雲南市民の声が多く聞かれました。私たち⾃らの「やってみたい!」のタネを育てて、等⾝⼤のわたしたち雲南市⺠の活動として構想していくプログラムの一貫です。
(うんなんローカリストプログラムについて詳しくはこちらを参照ください↓)
YouTube座談会とは?
全国で活躍されている先駆者とオンラインで対面して、直接お話を伺う貴重な時間です。先週から2回開催終了しました。
9月11日 第1回 蔵前コーヒープロジェクト 白羽玲子さん
カフェの多い東京都台東区蔵前に共通する悩みであった大量の「抽出後のコーヒー豆」をゴミとして捨ててしまうのではなく、都市部でも使える「臭わない有機肥料(鶏糞)」として再利用させる活動をされています。
自閉症のこどもさんが将来社会で生きていってほしい、その場を自分が作っていこうという思いを伺いました。
結果、地域共通のゴミ問題と障がい者福祉施設とのつながりを生む地域循環を進めておられました。提案、試行、修正を丁寧にされて来られて、現在は大手企業とも提携してコーヒーかすを利用した生分解性のテイクアウト用カップなども開発されている白羽さんの大変貴重なお話を聞かせて頂きました。
ゴミはゴミじゃなく資源と見る目がかわりました。市民共通の困りごとからアプローチしてみる視点も大事だと思いました。
「蔵前Coffeeプロジェクト」のホームページはこちら https://plus-coffee.work/
9月14日 第2回 循環生活研究所 Local Food Cycling たいら由以子さん
ご自身の実父のガンの診断を受け、食生活改善を追求したのが20数年にわたる活動のきっかけだそうです。以来、以前よりずっとコンポストをされてきたお母様とともに、地域の生ごみを土(自然)に返す実践者を育成する活動をされています。
「生ごみは燃やしてしまえば、その残っている栄養もなんにもなくなってしまう。だけど、コンポストして土に返せばそこからまた栄養のある野菜が生まれる」
コンポスト実践者育成の過程で、地域の世代を超えた関わりあいを創出されています。 Local Food Cycling(地域の食の循環)という名前の通りです。
若者・大学生が高齢者宅の「コンポストの手入れ」という役割で参加し、それは高齢のみなさんの見守り活動にもなっています。若い訪問者が来るというので、それが刺激となり、背筋がシャンとなる方もいらっしゃるそうです。また、このみなさんのコンポストから生まれた土で若者が野菜作りをする。それを、地域の諸先輩方から教わる、という世代間の循環が生まれています。
地域の食の循環の担い手は、企業で働く人たち・そのビルの屋上などいろんな形がすでに生まれている例をお話しくださいました。
「半径2kmの距離内の住民とコミュニケーションをとること」が大事なのだと、自分が歩いて回れるそのエリアに宝物がたくさんあるのだと教えてくださいました。
「循環生活研究所 Local Food Cycling」のホームページはこちら(https://lfc-compost.jp/)
【見逃し配信】座談会の様子をYouTubeでご覧いただけます。
ローカリストプログラム【番外編 オンラインで他地域の話を聞いてみよう!】
第1回配信 ⽩⽻玲⼦さん 蔵前コーヒープロジェクト(東京都台東区)9月11日
第2回配信 たいら由以⼦さん 循環⽣活研究所・Local FoodCycling(福岡市)9月14日
からご覧いただけます。
次回予定
日時:2021年9月17日(金)18:00-19:30
配信:YouTube( https://youtu.be/BD3C4UXfwg8 )※座談会のライブ配信です。チャットコメント欄から質問等リアルタイムに送ることができます。ぜひご視聴・ご参加ください!
ゲスト:⻄⼭⾥佳さん 粒粒(福島県南相⾺市)
地域に暮らす個々が持つ思いや感性を表現するきっかけに出会える場所として2021年5⽉にオープンしたデザイン事務所。⾃⾝の事務所を⼈々がふらっと⽴ち寄り、思いや感性を表現できる場所にしていく、誰もが「表現からつながる家」にしたきっかけや実際の活動についてお伺いします。
◆お問い合わせ:
うんなんコミュニティ財団事務局
0854-47-7787
info@unnan-cf.org
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◎昨年度完成した「うんなんローカルマニフェスト」とは?
◎うんなんコミュニティ財団とは?
2019年に雲南の財団を考える会、うんなん市民財団設立準備委員会での検討や市内でのヒアリング、642人の設立発起人からの設立寄付300万円でつくった財団です。