今月13日、今年6月脱炭素宣言をした雲南市から、うんなんコミュニティ財団と連携してごみ削減、ゼロ・ウェイスト推進活動を行っている一般社団法人ゼロ・ウェイスト・ジャパンへ感謝状が贈られました。
オンラインニュース記事はこちらから(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000078642.html)
うんなんコミュニティ財団とゼロ・ウェイスト・ジャパンの関わり
うんなんコミュニティ財団は、地域の声・雲南市民の声から生まれた団体です。設立準備期より、「どんな雲南市になってほしいか」と市民のみなさまひとり一人の声を集めてきました。その中でも雲南市の「自然環境を次世代にもつなげていきたい」、「自然を大事にしたい」という声が多くありました。
そこで、2020年設立時よりゼロ・ウェイスト・ジャパン、ならびに株式会社fogとパートナーシップを結び環境に関する調査研究事業を開始。初年度は雲南市に住む人たちの思いを聞き取り、それを10の指針としてまとめた「うんなんローカルマニュフェスト」を作成しました。
「うんなんローカルマニュフェスト」について詳しくはこちら(https://www.unnan-cf.org/mirai)
2021年度は、地域に根差した活動をしたい市民のみなさんを対象に人材育成事業「ローカリストプログラム」を実施したほか、ゼロ・ウェイスト・ジャパン代表坂野さんを招き、雲南市民が環境問題、ごみの削減、コンポストについて学ぶ小規模な勉強会、ならびに雲南市市民環境会議への開催、協力を行いました。
「環境のことはやらないといけないと思っているが…」という声に応じて
今年は、夏期7,8月にかけて出張環境講座を行いました。地域7つの自主組織及びご希望をいただいた民間事業者において子どもから高齢者まで幅広い世代のみなさま117名(内、高校生以下の子ども63名)にご参加を頂き、地域内に約40基のコンポスト(バクテリアdeキエーロ)を作成、市民の方に生ごみを土に還す、ごみ削減を実践していただいています。
ご参加いただいた方からは、
「知らないことを教えてもらって楽しかったです」
「コンポストを使ってごみを減らす工夫をしようと思います」
「ものを買う前に本当に必要かどうか考えるようにしたいです」
「キエーロコンポストを使ってみたが想像以上に臭いもなく楽しく生ごみを家庭で処理できるようになって嬉しい等
前向きなご意見をたくさんいただきました。
今月10月11日からは秋期出張環境講座が各地で行われています。
市民主体の実践活動を応援
脱炭素宣言をした雲南市では柱の一つに「ごみゼロ社会の実現」を掲げています。市民の方も、雲南市の環境保全のためにできることをやりたいという気持ちをお持ちの方が多くいらっしゃいます。
しかし、一方で、環境にいいことに対しては、「面倒くさそう」、「何をしたらいいのかわからない」と億劫になりがちです。
ゼロ・ウェイスト・ジャパンと行っている出張環境講座のような勉強会で身近でできることを発見し、雲南市民のみなさんが、自分達の願いである「雲南市の自然環境を守る」活動に主体的に取り組めるようなきっかけづくりをこれからも続けていきたいと思います。
三日市ラボ(木次町)前にて、ゼロ・ウェイスト・ジャパン坂野代表とインターン生、うんなんコミュニティ財団スタッフ 2022年夏