雲南の豊かな資源。山・山林・里山をより多くの市民にとって身近な存在にして守っていってほしいという想いの詰まった、NPO法人「おっちラボ」の冠基金「たたらの里山クリエイター助成プログラム」。8月に実行団体が決定してから、秋に入り全5団体それぞれが活動を始めています。
今日は、そのうち大東町西小学校の保護者達の団体「いわくまを守る会」の活動のご紹介をします。
いわくまを守る会のプロジェクト「おとな(保護者)のいわくま探検」
大東町西小学校の敷地には、今の保護者たちが小さいころ楽しんだ冒険の森があります。子どものころの楽しかった自然の遊び場が、時を経て今の子どもたちにとって遊びにくいものになっているようだ。自分のこどもたちには、あの頃の自分たちのようにのびのびと山で遊んでほしい。
そう願っている、昔の子どもたちであった「おとな」の自分たちが地元の山を楽しみながら「いわくま」の森を保全していこうというプロジェクトです。
「いわくま座談会」の開催
10月10日(日)10時、西小学校隣接の学校林の「いわくま」を舞台に、西小学校保護者9名と子どもたち7名が集まって最初のイベントを行いました。
今回の目的は、日頃子ども達が遊んでいる「いわくま」に、保護者が入るきっかけづくり。
メンバーで「いわくま」を散策し、危ない箇所の確認に加え、もっとこうなったらよいなど意見交換を行いました。木に登り枝や幹を伐る専門家・空師(そらし)の妹尾慶さんにもご参加いただき、2本の木の枝打ちを行いました。
保護者の中には、自身が西小学校出身の方もいて、自分たちが子どもの頃との「いわくま」の違いに気づき、「もっとたくさんの遊具があった」、「光が少なく暗い感じになった」という声が聞かれました。
これからの活動
2021年度内にあと2,3回集まって活動して行く予定です。メンバーは西小学生の保護者に限り、西小学校と連携を大切に活動していきます。まずは、西小保護者対象に活動参加呼びかけのチラシを配りたいと思っています。この活動を通して、地域の保護者が「いわくま」に興味を持ち、子どもたちが安全安心に遊べる地元の遊び場をみんなで考えていきたいと思っています。