弊財団では、主に以下3つの助成等の事業を実施させていただいています。
・事業指定助成事業(クラウドファンディング)
・基金の設置運営事業
・休眠預金等活用事業
2023年に、2020年度休眠預金活用事業・草の根活動支援事業
「ローカルな総働で孤立した人と地域をつなぐ」
事業が終了しました。
そこで、休眠預金を活用して事業を実施された団体の方々から、事業について概要をご紹介いただくとともに、休眠預金活用で実現できたことや苦労した点、他の助成金とどう違うかなどをざっくばらんに話す座談会を開催しました。
★座談会概要
■日時:2023年7月28日(金) 18:00-20:00
■場所:三日市ラボ(雲南市木次町木次29番地)
■目的:休眠預金活用の事例紹介を通じて、市民活動や公益事業等される方が今後の活動のヒントを得られること
■参加費:無料
■スケジュール
(1)自己紹介
(2)座談会開催の経緯、助成金についてなど
(3)各団体より
〇事業概要のご説明
※事業報告書はこちら
〇休眠預金活用について
・休眠預金活用事業で実現できたこと、助かったことなど
・休眠預金活用事業で苦労したこと、それをどう乗り越えたかなど
★座談会内容
2020年に採択された4つの実行団体の代表が社会で孤立している課題に直面している市民を救いたいと始めた活動が休眠預金の活用でどのように発展したかを共有いただきました。
約2年伴走していただいた担当者からは、
「代表のみなさんが、休眠預金のパワーを利用して、今までサービスなどを届けたくても届けることができなかった市民と繋がることができたこと、その課題解決につなげたことがなによりの成果なのではないか」などのコメントがありました。
郷原代表からは、「課題とは、現実であり、厳しいであるが理想をもってみなさんが本当に頑張ってこられたと思う。これからも理想をもってがんばっていきましょう。」と声掛けがありました。
ご参加の皆さまからは、
・貴重なお話をありがとうございました。とても勉強になりました。
・皆さんの想いが伝わり、また、繋がりを感じることができて、とても良い機会になりました。
・言葉だけ知っている休眠預金のことが少しでも分かれてとてもよかったです。
などのコメントをいただきました。
★2020年実行団体
2020年テーマ:「ローカルな総働で孤立した人と地域をつなぐ」
〇個性を育む創造プロジェクト(3C「夢」CLUB実行委員会様)
雲南市内の児童・生徒(小学生〜高校生)とその保護者を対象とし、社会教育における体験活動の機会均等の確保、インクルーシブな地域社会の実現、支援が必要な子どもに対する地域の意識改革、地域拠点づくりを目指し、社会教育体験の場所としての教室開催、交流イベント、保護者の話し合いの場・相談の場、小さな拠点づくりなどを実施。
〇外国人住民のためのうんなん暮らし支援事業(うんなん多文化共生まちづくり協議会様)
雲南市に在住している外国人技能実習生や外国人住民、ロックダウンで帰国困難な外国人、日本人を配偶者に持つ外国人住民、外国ルーツの子どもを対象とし、雲南市で「日本語サロン」や「やさしい日本語講座」を実施することで、直接対象者(外国人住民)が気軽に相談できる相手・場を増やし、自ら情報を得て緊急時に自分の身を守る力をつけること目指す。また、地域で直接対象者への理解や支援の輪が広がることにより、直接対象者と日本人地域住民の関係が構築され、お互いの住みやすさや安心感につながっている状態を目指す。
〇地域みんなで産前産後・子育てを 応援!!(産前産後ケアはぐ様)
雲南市在住で、妊婦〜未就学児の子を育てる女性を対象とし、女性が自分らしく生きられる社会、また、「産前産後・子育て世代を地域で支える雲南市」として安心して産前産後を過ごし子育てができる地域を目指し、妊娠中のママへの教育・啓蒙事業、プレゼントBOX事業、LINE オープンチャット事業、産後ケア事業、地域連携事業などを実施。
〇地域の応援者を増やして、みらい のかのうせいをもっとたかめよう!(一般社団法人 みかた麹杜(きっと)様)
学校での学びづらさや過ごしづらさを抱えている子ども、そのため不登校になっている子ども、保護者、これまで発達障害について学ぶ機会のなかった対象の子どもの祖父母、地域の方を対象とし、小学生〜高校生の特性に対応した学びの場が増え、市内の既存の支援機関との連携が広がることを目指す。また、地域での理解者や自信をもった対象者が増え、学校での学びづらさや過ごしづらさをかかえた子供やその保護者が先輩や地域とつながり、未来への可能性を高める地域を目指す。
地域をもっとよくしていきたい気持ち、休眠預金をはじめ資金を集める手段については、弊団体へ引き続きご相談ください。