ご挨拶
みなさん、こんにちは!三瓶裕美と申します。
私は「農ある暮らし」に憧れて、2011年に東京から雲南市に移住しました。地域おこし協力隊として大東町塩田地区で活動した後、木次町日登地区でつちのと舎(自然農の田畑やカフェ・民泊)を開いて定住しました。その他、市内の小学校でダンスの授業をしたり、地域おこし協力隊をサポートする仕事などをしています。
雲南暮らしも15年目になりましたが、この度、木の花工房の「桜の塩漬けづくり」を継いで続けるために、漬物加工施設をつくりたい!という想いからクラウドファンディングに挑戦させていただきます。

(写真左)桜の塩漬けを干しているところ。「桜花火」といわれたりしています。
(写真右)桜の塩漬けを使った「桜むすび」
このプロジェクトで実現したいこと
桜の塩漬けの製造・販売を継ぎ、食品衛生法に新設された「漬物製造業」の営業許可が取れる漬物加工施設をつくります。
2021年に施行された新食品衛生法によって、漬物の製造・販売にも営業許可が必要になりました。その営業許可を得るためには、規定の設備が整った施設が必要で、これまで製造していた場所で続けることが難しくなってしまいました。施行後3年間は経過措置期間だったため、昨年は製造することはできましたが、すでに販売ができなくなっています。
木の花工房の「桜の塩漬け」は雲南の桜の魅力を伝える商品として市内外で取り扱われてきたものです。また、この「桜の塩漬け」と関連した商品を製造している市内事業者さんもあります。この漬物加工施設ができることで、雲南の桜を活かした魅力的な商品を引き続き製造・販売できるようになります。
また、桜の塩漬けづくりは多世代が交流しながら作業することができ、地域コミュニティ活動としても意味あるものです。桜の塩漬けづくりの場は、まちの歴史文化や木次の桜の物語などを語り継ぐ場にもなります。

木の花工房のお母さんたちと三瓶
プロジェクトの背景
私は木次に越してきた2014年から10年間、木の花工房の「桜の塩漬けづくり」のお手伝いをしてきました。雲南市木次町は日本桜百選の斐伊川堤防桜並木もある桜のまち。木の花工房は吾郷康子さんを始めとする、桜を愛する木次の女性たちが「さくら染め」の工房として立ち上げられた後、「桜の塩漬け」も作るようになりました。独自の漬け方で、とても丁寧な手仕事で出来上がる「桜の塩漬け」は色鮮やかで美味しく、桜の花一輪一輪形を整え、きれいに並べて干す作業場の美しさは、季節の風物詩として毎年新聞にも取り上げられていました。
しかし、木の花工房は高齢化によって2023年度でやめられることになりました。その数年前から、「桜の塩漬け」については引き継いで続けないか?と言っていただいていたことや、この美しい手仕事を、この町の文化として繋いでいきたい想いを持ち、引き継ぐ気持ちを固めました。次の春には私が主体となって「桜の塩漬け」を作るぞ!と考えながら迎えた2024年の2月、ふと気になるニュース記事を見つけました。
【手作り漬物 存続の危機!】
秋田のいぶりがっこを作っている農家さんの記事だったと思います。食品衛生法の改正で、漬物の製造・販売に営業許可が必要になったが、許可を得るための施設基準が厳しく、このままでは作れなくなってしまう!タイムリミットは5月末!という内容でした。私は地域おこしに関わる仕事をしているのもあり、農産物を漬物に加工して販売することができなくなるなんて、地域にとって困ることでは?と情報を調べはじめました。そして、調べながらふと思いました。
【桜の塩漬けも、もしかすると漬物?】
――― 食品衛生法の「漬物」の定義 ―――
通常、副食物として、そのまま摂食される食品であって、 野菜、果実、きのこ、海藻等(以下「野菜等」という。)を 主原料として、塩、しょう油、みそ、かす(酒かす、みりん かす)、こうじ、酢、ぬか(米ぬか、ふすま等)、からし、 もろみ、その他の材料に漬け込んだものをいう。
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「桜の塩漬け」も「漬物」でした・・・
新食品衛生法は2021年6月から施行され、その前から営業している施設については3年間の経過措置期間が置かれ、その間に営業許可を取るようにとなっていました。経過措置期間が終わる2024年6月からはいよいよ営業許可なくしては製造・販売できなくなる中、施設の改修整備費が多額になることから、漬物製造をあきらめざるをえない人たちが続出するということで、「漬物クライシス」などと言われながらたくさんのニュースが流れてきました。こうしたニュースが流れてくるまで、漬物にそのような規制がかかることに、木の花工房の皆さんも私も全く気づかずにいました。
どうしよう?とアワアワしているうちに季節は巡り、桜の季節がやってきました。5月末までは経過措置期間なので作れるだけ作ろう!必要な方に届けられるだけ届けよう!と、
昨年は元の木の花工房をお借りして「桜の塩漬け」を作りました。吾郷さんに教えてもらったり、木の花工房のお母さんたちが手伝いに来てくれたり、友人知人が手伝いに来てくれたりしながら、やっぱりこの桜の塩漬けはなくしちゃいけない。継いで、この町に繋いでいきたいという気持ちが強くなりました。
木の花工房の代表だった吾郷康子さんは、木次町時代に町民劇として公演された「桜並木の物語 ひと花の吹雪」に出演された際、初めて町の人たちと桜に強い関わりがあることを知り、あたりまえのように町にあった桜の価値や大切さに気づかれたそうです。そうしたことから女性グループで「木の花工房」を立ち上げ、桜並木の桜を剪定した枝を使った美しい桜染めのストールや桜の塩漬け等さまざまな商品を作り、花が咲く季節以外も桜と親しみ、雲南の桜の魅了を市内外に伝える活動をされてきました。
桜の塩漬けを継ぐことは、桜と町への想いを継ぐことだと思っています。

摘んだ桜の仕分け作業を行う様子
昨年の桜の塩漬けづくりが終わると、漬物加工施設をどこで、どのようにすると良いかを考えはじめました。
私は雲南市に移住してくる前は美容・健康関連で体づくりの仕事に携わっていましたが、移住の際「地域おこし協力隊」として活動したことから、地域づくりにも関心を持ち、現在も仕事で携わっています。また、小学校でダンスの授業をするようになったことをきっかけに雲南市民演劇にも参加しているのですが、2023年に上演した「花みちみちて街」は木次の桜にまつわる歴史や人の物語で、演劇を通して桜と町について知り、想いを深める機会になりました。
そうしたことを考え合わせ、「施設を整備して桜の塩漬けを続けるならば、地域づくりにも活かして、いろいろな人たちに知ってもらったり、関わってもらいやすい場所でできるといいのでは?」「加工施設と合わせてコミュニティスペースにできるといいのでは?」と思いました。そして、

花摘みを手伝いに来てくれた市民演劇の仲間
【木次のまちの中に「桜」のスペースがあるといいんじゃないか?】
と思い至りました。そこで木次の商店街にある空き家を使うことを検討しはじめ、雲南市の空き家バンクに載っていた物件が目に止まりました。商店街の表通りから少し入り、木次線の線路にかかる「えびす橋」のたもとにあるお家ですが、ガレージスペースがあり、小さな加工所にするにはちょうど良い感じでした。物件を見せていただいて、ここがいい!と心を決めました。現在、物件を購入する手続きがほぼ完了し、建築屋さんにお願いして改修工事をする準備をしています。

普通の家ですが、まずは右側のガレージスペースを加工所にします。
雲南市の漬物加工所整備の補助金に間に合えたら良かったのですが、物件を見つけるのに時間がかかり、補助金の期間には間に合いませんでした。また、これからの改修なので、今年の桜の塩漬けを漬けるタイミングには加工所整備が間に合わないのですが、紅梅しょうゆさんのご好意で、加工所をお借りして漬け作業を行い、干し作業から新しい加工所を使ってやっていこうと計画しています。
※紅梅しょうゆさんは雲南市三刀屋町にある天然醸造の醤油屋さんです。三刀屋には天満宮があり、昔から梅が大事にされています。桜の塩漬けをつくる時に使う梅酢は紅梅しょうゆさんからいただいていいて、桜を漬けた後、桜の香りと色が移った酢は紅梅しょうゆさんで「桜酢」という人気商品になっています。
実施スケジュール
・漬物加工所改修工事 4月中旬〜5月中旬
・桜の塩漬けづくり
4月中旬〜4月下旬 花摘み・漬け作業 @紅梅しょうゆさんの加工所
5月中旬〜6月中旬 干し作業 @新しい加工所
・桜の塩漬け商品づくり
7月〜10月 新パッケージづくり
・新しい販路の検討
雲南市内で、飲食店のメニューなどで使ってもらえるようになりたい
寄付の使途
合計 1475,000円
・加工所を整備するための工事費 1,265,000円
・冷蔵庫など設備費 100,000円
・チラシ作成費 10,000円
・返礼品と送料 100,000円
※クラウドファンディングの目標金額は100万円です。残りの金額は自己資金で賄います。
返礼品について
金額に応じて、下記の①②よりお選びいただけます。
①3,000円以上のご寄付で桜の塩漬けを1つお送りします。
②10,000円以上のご寄付で
・桜の塩漬けを1つお送りします。
・桜の剪定木を使った寄付者様の氏名を記載したプレートを店内に掲示いたします。
最後に
雲南市は桜のまち。桜を植えた人がいて、桜を育てた人がいて、桜を守った人がいて、桜と町を愛する人がいてこその桜であることを、私は吾郷さんをはじめ、木の花工房のみなさんから教えてもらいました。そして、改めてこの町で暮らしていることをとても幸せに思いました。
「桜の塩漬け」をつくることは、ただ塩漬けをつくるだけではなく、町の人とのつながり(それは過去の人も含め)をもたらし、この町のこの町らしさを表現してくれます。
春には桜を摘み、塩漬けをつくりながら語らい
一年中いつだって、桜の塩漬けを使った、桜茶や桜のおむすびを食べながら語らう
そんな暮らしの文化を未来につないでいきたいです。

メンバーからのメッセージ
三瓶裕美さん
初めて桜の花摘みをした時の楽しさが忘れられません。濃いピンクの八重桜、摘み方を教えてもらって、おそるおそる摘むうちに夢中になって、木登りして桜を摘みました。木登りするなんて子どもの時以来!とすごくわくわくしました。そして丁寧に仕分けして、丁寧に漬けて、一輪一輪丁寧に形を整えて干す、その丁寧な手仕事の尊さと、それをしながらおしゃべりする時間も楽しくて、友人知人を誘いながら毎年お手伝いにうかがっているうちに、気づけば10年が経っていました。
引き継ごう!と心を決めた矢先にぶち当たった「漬物クライシス」で、もうあきらめて辞めたほうがいいかな?と心折れそうにもなりましたが、やっぱり無くしたくない。つないでいくにはどうしたらいいかをいろいろ考え、相談するうちにこの形になりました。
桜を大事にしてきたこの町の片隅に、桜の塩漬けをつくる小さな加工所があって、毎年春、土手の桜が散ったら人々が集まって八重桜の花を摘みにゆき、集められ漬けられた桜は、初夏の新緑まぶしい頃、形をととのえ干されながら花火のよう咲き、そしてできた桜の塩漬けで、季節を問わずいろいろな場所で、グラスの中やお料理となって咲く・・・
そんな暮らしの文化をつないでいきます。応援、どうぞよろしくお願いします!

吾郷康子さん
雲南市は「日本一のさくらの町」づくりを推進しています。
それを応援するため「さくらを活かす」活動を行ってきました。中でも「桜花塩漬け」はたいへん好評で県外からも多くの引き合いをいただいていました。
高齢化に伴い製造することが出来なくなり皆様から惜しむ声をたくさんいただいておりましたが、三瓶裕美さんが引き継いでくれることになり大変喜んでいます。
4月中旬から5月下旬にかけて忙しい日々が続きますが、日本一美味しい「桜花塩漬け」が出来上がるのを楽しみに待っています。

鹿糠さやかさん
2024年から、お漬物の販売許可制が実施されました。それまで、お家で代々作り続けてこられた方や農家さんも、許可をとった設備がないと販売出来なくなったんです。もちろん、衛生管理は必要な事。けれど、設備がない為に、作り続けていたお漬物作りを辞めてしまうきっかけにはなってしまいます。設備を整える為には、それなりに費用が必要になるからです。
古くからある日本の素晴らしいお漬物文化が、ここで途絶えてしまうのはあまりにももったいない。何とか出来ないかなと思っていました。
そこに、裕美さんから「桜の塩漬け加工所にする物件購入したよー」とのお話!!桜漬けを継承されているのは知っていましたが、その行動力にただただ称賛したい気持ちです。この加工所は、桜漬けはもちろん、雲南市のあらゆる漬物文化の光になると思います。
是非、応援よろしくお願いします!

マラー詩乃さん
雲南市と言えば桜!とくに木次町は100年以上地域の人に大事にされてきた桜の物語があります。その桜を目だけでなく、味覚でも楽しめるのが、雲南市の桜の塩漬けですね。
実際に桜のつぼみを採集し加工するお手伝いに参加したことがあります。自然をよく観察し、そのときを待って自然の恵みを頂く。人間都合ではなく、自然優先で行われている営みで、そのぶん人間は大変ですが、だからこそ雲南市の桜の塩漬けは美しくおいしいのだと思います。
雲南市といえば桜。加工所ができることで、雲南市を代表する桜を春はもちろん、一年を通して、ずっとたくさんの方に楽しんでもらえるといいなと思います。クラファン応援よろしくお願いします!

福留正子さん
春は木次の満開の桜🌸
そして🌸の花摘塩漬け作り
夏は🌸の塩漬けおむすび🍙で夏バテ防止😊
秋は🌸の塩漬けのお茶と
お団子でお月見🍡
冬は焼酎のお湯割に🌸の塩漬けを浮かべてほっこり☺️🍀
木次の🌸桜漬けが引き継がれていくことが楽しみです☺️

三瓶浩己さん
木次の桜並木の歴史を知ると、地元の人が桜並木をとても大事にされていることが分かります。
戦時中に国から桜並木を燃料として切られそうになったけど、当時の町長が守ったという話はいつ思い出しても心を打たれます。そうした桜並木を題材にした演劇も、世代を超えて公演させています。木次には桜がなくてはならないものなんですね。桜を使った桜の塩漬けも吾郷さんから引き継ぎ、また誰かに受け継いでいけたらいいですね。
応援のほどよろしくお願いします。

応援メッセージ
◆三瓶さんの桜の塩漬けづくりを守る取り組み、新しいチャレンジ応援してます!(大田市 N様)
◆いつもきれいな商品だなと思ってました。これからもこの取り組みが続きますように。(美郷町 M様)